『Ms igLoo2 重力戦線』の第二話「陸の王者、前へ」を視聴した。相変わらずのわざとらしい変な芝居とセリフ。「ほんと、なんなんだこのシリーズは?」と思って、あっと気づいた。要するに作ってる人間が「アタマ悪い」んだよ。「アタマが悪いヤツの話に仕方なく付き合ってる感じ」が、このシリーズを見ているときに感じる[イライラとモヤモヤと気恥ずかしさの入り混じったなんとも言えない不快感]を一番ぴったり言い当ててる。もう一つ思いついた。これって、(プロの軍人や本当の戦争体験者ではない)軍事オタクや戦争オタクのための「ポルノビデオ」だよね。つまり、「本番」の場面を盛り上げるためだけにある、やっすいストーリーとわざとらしい状況設定とへタックソな演技とクッサイ芝居って、まさにそう。逆に言えば「本番」の場面は、相当チカラが入ってるから、堪らん人間には堪らんのだろうけどね。まあ、「体位」や「プレイ」に詳しいやつが、いろんな「体位」や「プレイ」が出てきて喜ぶみたない感じなのかな。
*
スマホの調子が悪い。ヘッドホンとの接続部分がちょっとアレしてきたのかもしれない。おそらく接触不良が原因だろうが、らじるらじるの「聞き逃し」サービスで、大西泰斗の「ラジオ英会話」を聴いているときとか、BBCのアプリでBBC Soundとかを聴いてるときに、ちょっと姿勢を変えた瞬間とかに再生が停止してしまう。フリーズエラーとか止まっているのではなく、接触不良のヘッドホンジャックから妙な電気信号が流れて、それをアプリ側が[ヘッドホンのリモコンからの停止信号]だと「誤解」しているようなのだ。ちなみ、今、ウチにあるヘッドホンには、どれも「リモコン機能」はついてない。あんなもん要らんよ。余計なお世話。
*
テレビ東京系列で再放送している『剣客商売』(本放送はフジテレビ)の第2シーズン(秋山小兵衛は藤田まこと、おはるは小林綾子なのはそのまま。大治郎役が渡部篤郎)を、このところずっと観ている。オモシロイ。毎回展開が全く読めないのだ。つまり、主人公が、奉行でもなければ殿様でもなく、むろん殺し屋(仕置人)でもない、「ただの」引退した剣客(ただし凄腕)というところで、逆にどんな「事件」でも設定できるので、回ごとの「ゲスト」の「役回り」が全くわからないのだ。それがいい。あと、池波正太郎の原作らしく、ちゃんと毎回食べ物にも凝っているのもいい。もうひとつ、とにかく、好きとか嫌いとか、イチャイチャラブとか、プラトニックラブとか、「年の差婚」とかを時代劇で割と真正面から描いているのもオモシロイ。
今日観た話も、目の見えない病んだ侍と、その世話をする坊さんが、実は、親の敵討ちのために放浪の旅に出た剣の達人と、その「親の仇」その人だったという話。無論、侍の方は、自分の世話をしてくれている坊主が、自分が探し求めている仇だとは梅雨ほども気づいてない。なんか、すごい話で唸った。好かった。さすが池波正太郎。