2021年2月17日水曜日

24時間置きに1話ずつ読めるシステムで今読んでる『マトリズム』という漫画が面白い

2021年2月17日 水曜日/晴れ


eBooksで24時間置きに1話ずつ読めるシステムで今読んでる『マトリズム』という漫画が面白い。麻薬取締捜査官の話。むやみに飛んだり跳ねたりしない、地に足がついた「語り口」が好い。同じシステムで読んでいる『島さん』という漫画も好い。元ヤクザの爺さんが、コンビニでバイトをしている話。さらにもうひとつ『鈴木さんは静かに暮らしたいだけ』(だったと思う)という漫画。若い女の殺し屋(拳銃使い)の話。これは、まだ、ちょっとどうだろう。最初は好いと思ったけど、子供を「引き取って」的な展開になってきたので、もうダメかもしれない。


それはそうと、この「24時間置きに少しずつ読める」というシステム(「タイマー制」だか「タイマー読み」だかそういう名前)ってのは、「コンビニ立ち読み」に代わる新しいスタイルだと思った。考えてみると、漫画を読まなくなったのは、コンビニで立ち読みしなくなった(できなくなった)からだ。「コンビニで毎週「少しずつ」しかし「複数」の作品を並行して立ち読みし、気に入った作品に出会い、その中で特に気に入った作品の単行本を買う」という「仕組み」を、この「タイマー式」は再構築している気がする。現に全然知らなかった『マトリズム』を買おうかなと思ってるもの。



『TRICK』の一番最初のエピソードをPrime Videoで観た。上田次郎(阿部寛)が「霊能者」や「超能力者」のインチキを暴く「副業」(本業は大学教授)を始めたきっかけを知りたかったからだ。


で、わかった。


勤務先の東京科学技術大学の理事長の娘を「母乃泉」という宗教団体から取り戻すために、単独で乗り込んだら、そこの教祖(菅井きん)に逆に「あと10日で死ぬ」という呪いをかけられ、どうにかしなければならなくなって、彼女に対抗できる霊能者を(霊能者のインチキを暴くからかかってこいという記事を雑誌に載せることで)募集したら、マジックショーの舞台を首になった山田奈緒子(仲間由紀恵)がやってきた、という流れ。つまり、上田次郎は、超能力者や霊能者の「インチキ」を暴く「副業」を自発的に始めたのではなく、雇い主(?)である理事長の「頼み」で、いわば「他人発信」で始めたのだ。「本物」の超能力や霊能力を明らかに信じている(恐れている)フシのある上田次郎がどうして、そういう輩の「トリック暴き」なんかやってるのか、今ひとつピンと来なかったのだが、これで分かった。ヒトに頼まれて一度だけやったら、うまく行って、それが評判になって「トリック暴き」プロとして、依頼が来るようになってしまったのだ。なるほど。


にしても、『TRICK』の第一回のエピソードが3話連続モノだったとは知らなかった。もう一つ。生瀬が若い。顔が脂ぎってる。