2021年2月6日 土曜日/晴れ・少しだけ寒さが緩む
@また、確率の話。
サイコロを10回振って、
a)全て「6」が出る確率と、
b)「デタラメ」な「1-3-2-4-4-2-4-3-5-2」が出る確率と、
c)或る規則を持った「2-3-2-3-2-3-2-3-2-3」が出る確率は同じ。
しかし、我々は10回サイコロを振って全てが6になったところなどほとんど目にしたことがないのに、確率が同じなのは不思議だと思う。10回ふってデタラメな数が出るのはよく目にするのに、と思う。
間違ってしまうのは、どんな目が出るかに注目してしまうから。注目しなければならない(考慮しなければならない)のは、10回振った骰子の目の数を「実質的に全て当てられる」だ。つまり、[10回振って全て「6」が出ること]は、自動的に[全て「6」だという「予測」]になっているのだ。それ以外の「デタラメ」は「予測」になっていないので、しょっちゅう目にする(体験する)ことになる。しかし、たとえば、上のb)の目の出方を事前に予測し、当てることは、全てが「6」になるのと全く同じ「稀さ」である。
考えてみれば、どうということはない。
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緑色の園芸用手袋のアイディアはずっと昔からあって、当初は、Jack Nanceがそれをはめるはずだった、と、Lynch。泣けてくるね。
(『Room to Dream』メモ)
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ケラリーノ・サンドロヴィッチが、新型コロナ真っ只中の、2020年の7月ごろ作ってネットで有料配信した『Pre After Corona Show the movie』の再配信を偶然見つけたので、2000円払って、面白く観た。出演者は「いつもの」、犬山イヌコ、大倉孝二、古田新太、山西惇などの「愉快な仲間」たち。冒頭、「珍型コロメウイルス」が日本上陸するところから始まる。コロメウィルスは「目からのみ感染し、もれなく爆発する」。アメ首相が全国民に配布した眼帯、「アメノ眼帯」は、大きすぎる上、髪の毛等の異物が混入している。という、当時のアレのまんま。紙芝居のコントの公園の突風も笑った。「いのちの電話相談室」のコントも秀逸。毎日毎日死にたい死にたい話ばっかり聞かされている相談員たちのメンタルが一番心配だと誰だって思う。[「バイカル湖の水深」プラス20円]の口論コントもよかった。最後は、『時効警察』から来た、元「多め亭」の「早め亭」のコント。「早め亭」もやめて、コントの途中から「ふしぎ亭」になった。しかし、「ふしぎ亭」は、もう、何亭でもない気がする。と思っていたら、映画が終わってから、ケラ自身の解説が30分ほどあって、その中で、もう何も思いつかなくて、「ふしぎ亭」になったと言っていた。「ぎりぎりOKかな」ということらしいが、いや、「ふしぎ亭」はNGだと思う。
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チョコプラの長田の「無限カンチョー機」。
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俺の中で中島みゆきは「丸太おばさん」のイメージ。