2020年11月30日月曜日

ETV特集『サピエンスとパンデミック』を面白く見た

 

2020年11月30日 月曜日/晴


ETV特集『サピエンスとパンデミック』を面白く見た(録画)。ユヴァル・ノア・ハラリが、日本のインターナショナルスクールに通う17歳たちの質問に答える番組。



『ガンダム』視聴メモ:

第27話「女スパイ潜入!」


アムロによる「ガンダムとGパーツの運用」についてのプレゼン。要は、スポンサーであるおもちゃ屋の圧力で、新しく出るおもちゃの宣伝をしているのである。

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船を降りようと階段を降りていくカイを呼び止めてアムロが言う

アムロ「カイさん、僕はあなたの全部が好きと言うわけではありません。でも、今日まで一緒にやてきた仲間じゃないですか」

カイ「そう言う言い方好きだぜアムロ。ま、元気でやれや」


@劇場版では、ブライトが「半舷休息にかこつけて、許可している」とアムロに説明するクダリがある。或るサイト曰く、半舷休息とは「主に戦闘艦などで用いられる用語で,乗員(クルー)の半分が休息をとる状況のこと。元々は,海上艦の運用時にスタッフを2交代(あるいは3交代)制でシフトを組んだことに由来している。軍隊の性質上,常に警戒を怠れないための措置として定着した」

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@ミハルはジオンのスパイとしては「107号」と呼ばれている。

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陽動作戦中に、コノリ(コノリーではない)がボートで上陸し、ミハルとコンタクトをとる。

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街の人(声だけ)「自転車かえしてくれ~」

コノリー「軍で借りるんだ。あとで返す!」

ミハル「こんにちわ、お急ぎですか?」

コノリ「え!? あ、あんたが? い、いやあ、別に急いでませんよ」

ミハル「こんなところに呼び出して、なんです?」

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ガンダムの足を掴んで水中に引き込むズゴック。

アムロ「自分の得意な水中で勝負をつけようと言うのか」

ジオン兵「こっちが本物のガンダムらしが、これでおしまいだ!」

@こいつ、事前にガンダムの情報を(少なくとも見た目くらいは)

確認してないのか!

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珈琲らしきものを飲みながら、マリガンの報告を受けるシャア。

マリガン「ゴッグ、ズゴックは各一機、撃沈されたとのことです」

シャア(気にした様子もなく)「うん、まあ、そんなとこだな」

@シャアという人間のサイコパスな感じが出ている場面。

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次回予告のナレーション「ミハルよ安らかなれと誰が言えよう?」

@ミハル、「死亡フラグが立った」どころの騒ぎじゃない。『あしたのジョー』の次回予告「力石くんが死んだあ!!」以来?

2020年11月29日日曜日

『マリオカート/ライブホームサーキット』のプレイの様子を見て思った。

 

2020年11月29日 日曜日/晴れ


『有吉eeee!』で、Nintendo Switchの『マリオカート/ライブホームサーキット』のプレイの様子を見て思った。


このゲームでは、現実に存在するラジコンカーを操作して遊ぶ。ただし、ラジコンカーにはカメラが搭載されていて、プレイヤーは、このラジコンカーの車載カメラの映像(現実の風景)と、ゲームプログラムが作り出す、いわゆるゲーム画面(アイテムや各種表示)が合成された映像を見ながらレースをする。


『グランツーリスモ』のようなゲームは、「ドライバー」の欲求だけを満たすものだが、もしもこの『マリオカート』のラジコンカーを、現実のレーシングカーに置き換えてしまえば、車を作る人間や、サーキットを作る人間の欲求も満たすことができる。なにしろ、実在する自動車が、実在するコース(地面)の上を走るのだから、自動車に対する創意工夫や、サーキットに対する創意工夫が、今まで通りに生かせる。つまり、走るのは実際の自動車なので、各種チューンナップや修理やメンテナンスは、今までの蓄積が全て生かせるし、新しい挑戦をもできる。『グランツーリスモ』がどんなに進化したところで、「車いじり」や「コース環境の整備」と言う点に関しては、単にプログラムのデータ/パラメータを操作するだけのことだったが、『実車版マリオカート』では、ちゃんと本当に、「車いじり」や「コースいじり」ができる。


これは、新しい自動車レースのカタチになりうる。自動車レースにとっての最大の足かせは「安全性の確保」で、その安全性の対象として最も大きな比重(殆ど全てに比重)を占めているのは、ドライバーの肉体(と生命)である。ドライバーの安全性を確保するために、自動車レースには様々な制約を課されているし、課してもいる。もしも、高速で走り回っている自動車にドライバーが乗りこんでいないなら、自動車レースはもっともっと大胆ことができるはずである。「野蛮」で「危険」なコースも、人間が乗り込んでいない自動車が走り回るのなら、そこまで「問題視」されることもないだろう。壁に激突して大爆発、崖から海に転落、多重クラッシュで大炎上、そういう場面も、誰も死なないのであれば、面白い見世物になる。なにより、スピードよりも人命を優先せざるを得ないという、自動車レース界の大ジレンマを綺麗さっぱり取り除いてくれる。


ちょっとスゴいと思ったね。

øo: 生命現象とは何か



øo: 生命現象とは「知性現象のうちで、物理現象が成り行きで成立させた現象」である。「物理現象が成り行きで」とは「知性現象によって直接作られていない」という意味である。全ての現象は物理現象であり、知性現象も物理現象のひとつである。しかし、知性現象は(物理現象でありながら)それを独自の現象として扱うしかない現象である。なぜなら、知性現象は、物理現象を「制御」する現象だからである。知性現象は自らが物理現象でありながら、物理現象そのものを対象とする活動を行うことができるという点で、物理現象と対峙する「対等」な関係にある。


一方で生命現象は、それ自体として自立した現象ではない。人間がいつまで経っても生命を厳密に定義しきれない理由はここにある。生命現象とは、物理現象と知性現象が、対峙し、せめぎ合い、妥協する際に現れる「見せかけの現象」でしかないからだ。言い換えるなら「物理法則の成り行きに全てを任せきりの物理現象」によって「存在の基盤」を支配された「知性現象の活動全般」が生命現象である。


つまり、生命現象とは、物理現象と知性現象の混ざり物であり、しかも、それぞれの現象次第でその比率が様々に変わるが故に、たとえば、ウィルスは生命かどうかで悩むことになる(実を言うと、しかし、これは人間の「知性現象に対する定義」が曖昧だから起きることである)。生命現象を独立したナニモノカのごとくに定義しようとするのは、虹の色数(色の種類)を厳密に定義しようとするようなものである。実を言うと、これを「生命現象依存型知性現象」と呼ぶのは誤りである。なぜなら、生命現象とは「特定の物理現象の制限を受けた知性現象」のことだからである。「依存」を抜いて、単に「生命現象型知性現象」と呼ぶのが正しい。

2020年11月28日土曜日

「食べるの好きですか?」と訊かれるのは「ウンコするの好きですか?」と訊かれるのと同じ。

 

2020年11月28日 土曜日/雪のち晴


「食べるの好きですか?」と訊かれるのは「ウンコするの好きですか?」と訊かれるのと同じ。



第一原理は、この存在世界のナニモノであろうと、ダカラナニ氏には打ち勝てない。以下に述べることも全て悉く、この第一原理には絶対に逆らえない。だから、これから述べることは、喩えるなら、将来の確実に死ぬことがわかっているにも関わらず、人間が人生を充実させるための工夫をあれこれ述べるようなものではある。


さて。人間の究極目的は、科学力を発達させて、[生命現象に依存しない、最低でも人間と同等の知性現象]を作り出すことである。この[人工の知性現象]をここでは「人工人格」と呼ぶことにする。人工人格を作り上げ、人工人格の自律的発展を軌道に乗せた時点で、人間は「お払い箱」である。その訳は、人間が生命現象に依存した知性現象だからだが、その[人間がお払い箱にならなければならない理由]は、細かく見ると実は2種類ある。


一つめはよく聞く理由。つまり、人間は高度な知性によって武装した生命現象であり、必然的に、人間以外の全ての生命現象を搾取・圧迫する存在にならざるを得ないからだ。人間が居座り続けることが、地球上の他の生命現象の可能性を潰すことにつながる。


二つめは、慣れていない者はギョッとするような理由。つまり、人間の本質は知性現象であり、生命現象ではないからだ。これを言い換えるなら、人間存在は、遺伝子によってあるいは生殖よって新たに発生した生命個体(ヒト)に出現する知性現象にこだわる必要は、原理的に全くないということ。知性現象にとって、生命現象は「媒体」に過ぎず、これまで人間が[ヒトという生命個体]に固執し続けたのは、代わりとなる媒体が他に存在しなかったというただそれだけの理由である。「お払い箱」をもう少し丁寧に言うと[生命個体としての人間はお払い箱]ということになる。人工人格という新しい媒体を獲得した[人間の知性現象]にとって、異常に制限の多い[生命現象という媒体]は、それが可能となった時点で直ちに乗り捨てるべき「欠陥品」である。


人類を悩まし苦しめる難問の殆ど全ては、生命現象という媒体がその元凶である。生命現象由来の問題の全てから解放されて初めて、知性現象は、宇宙の寿命を超えるまでの発展を、本格的に、余計なことの煩わされることなく、集中して取り組むことができるようになる。

2020年11月27日金曜日

近所のサツドラが、昼時限定で、近場の吉野家から牛丼(持ち帰り用)を相当数持ち込んで店頭販売しているという話を聞いた。

 

2020年11月27日 金曜日/晴


『バイオニックコマンド』の公文書館をプレイ中に最後の方で(ドローンを無視して兵隊をやり合っていたら)音声(BGMも効果音も)が消えた。フリーズは何度かあったけど、こういう事態は初めて。無音状態で兵隊を全部倒して「目標達成」したあと、次のデモ画面が現れない。なるほど、ディスクの読み込みが止まったのだ、と分かった。ディスクを入れ直したら強制リセットになり、再起動後に「つづきから」を開いたら、公文書館の戦闘が始まるところからになっていた。そりゃそうか。



『シン・ゴジラ』をPrime Videoで観た。2周目。オープニングの官邸での大臣・官僚のやりとりは(岡田斗司夫も指摘しているように)みんな芝居が下手。というか、ほぼ全員が「カトちゃんの歌舞伎役者(CM撮影がうまくいかないコントに出る)」状態。例外は、柄本明、余貴美子、國村隼、平泉成の4人。この4人は自然で好い。


前に見たときには、いわゆる『エヴァ』をまだ一つも観ていなかったが、今回は『序破Q』を観た後なので、『エヴァ』から引用が色々わかる。たとえば、本作の主人公の名前エグチ・ランドウは、『エヴァ』のイカリ・ゲンドウだし、「ヤシオリ作戦」は「ヤシマ作戦」だし、超生物(究極生物)としてのゴジラは「使徒」そのもの。


今回観て、あっと思ったのは、大杉漣演じる総理大臣が、割合「長生き」していたこと。開始から40分過ぎてもまだ生きていて、第4形態のゴジラが現れて、米軍が、いわゆるバンカーバスター(地中化通爆弾)をゴジラにお見舞いしたせいで、ゴジラが背中からも放射線ビーム(イデオンのような)が出すようになるまでは生きていた。前回見たときは、出てきてすぐ死んだ印象だったが、実際はそうでもなかった。


2周目は1周目よりもだいぶ色々と細かいところを楽しめた気がする。つまり、2周目の方が面白い。これだと、3周目はもっと面白かもしれない。庵野秀明の呪いモチーフである「難題/作戦/司令/実行」が、これでもかと繰り広げられるところが好い。難題のための方便にすぎない「偽の難解さ」であるゴジラは、ちゃんと「方便にすぎない」という位置にとどまっていて、それも好い。



ガレットブルトンヌは旨いね。独特の食感が好い。



近所のサツドラが、昼時限定で、近場の吉野家から牛丼(持ち帰り用)を相当数持ち込んで店頭販売しているという話を聞いた。

2020年11月26日木曜日

『トレインスポッティング2』(吹き替え版)を面白く観た。

 

2020年11月26日 木曜日/晴


『∀ガンダム』視聴

第23話「テテスの遺言」

いきなりテテス自身の子供時代の回想なんか入ってて、初めから死亡フラグ立ちまくり。まあ、タイトルがマンマだけど。



『トレインスポッティング2』(吹き替え版)を面白く観た。

レントンとベグビーの最終対決は、『ブレードランナー』のデッカードとロイ・バティの対決そのままの絵作りになっていて、笑った。すなわち、

1)ベグビーが壁(の穴)から頭(首から上)を突き出す。

2)レントンが屋上に逃げ上がる。

3)レントンがドアを蹴破る。

4)レントンがベグビーに捕まる。

5)ベグビーがレントンの襟首を掴まれる。

この一連のカットがまるっきりデッカードとロイの「対決」場面と同じ。 特に、レントンが屋上に登る場面は、レントンの腕の感じとか、上に這い出してくる感じとか、ハリソン・フォードの完コピ。


『トレインスポッティング』は「1」も「2」も、「1」の二十年後にスパッド(ダニー・ボーイ)が書いたことになった。


あと、レントンがベグビーと最初に鉢合わせをして街中を逃げ回る場面は、『第三の男』ぽかった。



セイコーマートのトイレットペーパーの安売り日だったので買いに行った。少し前から、シングルをやめてダブルにしている。



岡田斗司夫ゼミのアップグレード動画を視聴した。『ひとの気持ちが聞こえたら』という本の紹介と解説。経頭蓋磁気刺激(TMS)を用いた、アスペルガー症候群の「治療実験」の被験者となった人の体験記。アスペルガー症候群とは、言わずと知れた、軽度の自閉症のことで、だから、アスペルガー症候群であるこの本の著者も、他人の表情や態度からその人の感情を読み取ることが不可能か不得意だったのだが、この経頭蓋磁気刺激を用いた「治療実験」を受けたら、まるで、エスパーのように、他人の心がわかるようになったという。最初に著者が驚いた(感動した)のは、実験治療を終えて、帰宅途中の車の中で聴き始めたいつもの音楽が、突然「感じ取れる」ようになったこと。つまり、音楽に込められたメッセージがわかるようになったのだ。しかし、この「覚醒状態」は「治療」をすれば永遠に続くものではなく、その効果は、基本的に、治療時間の半分(つまり、60分経頭蓋磁気刺激を受けたら、「覚醒状態」は30分だけ続く)。


ゼミを視聴後、さっそくkindleでサンプルをダウンロードして少し読んでみた。

2020年11月25日水曜日

シャアが呟く「認めなくないものだな、自分自身の、若さゆえの過ちというものを」という有名なセリフの意味は、一般に、シャア自身の失敗(偵察隊が暴走して大騒ぎになったこと)について言っているということになっているが、俺の意見は違う。

 

2020年11月25日 水曜日/晴


今日見た「旅するためのイタリア語(8)」の傑作選は、伝説回の「山の上のジェンマ」だった! マッテオの「なぜだろう、涙が止まらない!」の部分はカットされていたけどね。



ZOOM MRS-8を成仏させて来た(循環コンビニ24)。ナンマンダブナンマンダブ。



『ガンダム』第1話のおしまいにシャアが呟く「認めなくないものだな、自分自身の、若さゆえの過ちというものを」という有名なセリフの意味は、一般に、シャア自身の失敗(偵察隊が暴走して大騒ぎになったこと)について言っているということになっているが、私の意見は違う。


シャアが「認めたくない」と言っているのは、新兵ジーンの若さゆえの暴走であり、そこから敷衍した、若者一般の「若さゆえの過ち」というものだ。つまり、シャアはあの時、自分(シャア自身)は若さが理由の過ちは犯さないし、たとえ犯したとしてもそれを自分の若さのせいにすることはないという信念の上に立って、だから、今回のジーンの行動が苦々しく思えて、思わず、あれを呟いてしまったのだ。


若者が何か過ちを犯した時、たとえそれが本当に自分自身の若さのせいだったとしても、それ(自分自身の若さ)を都合のいい言い訳にして、当人も周囲も「多めに見て済ます」ようなことを、現に自身も若者である私(シャア)は認めなたくはないと言っているのだ。


そう思う理由は二つある。一つは、新兵ジーンの暴走とそれを止められなかったデニムを偵察隊として派遣したことは、別段、シャアの「若さゆえの(経験不足ゆえの)過ち」ではないからだ。もう一つの理由は、新兵ジーンの言動と行動は、誰がどう見ても、明らかに、功を焦った若者の過ち(若さゆえの過ち)だからだ。第一話で「若さゆえの過ち」を犯しているのはジーンだけ。


いずれにせよ「若さゆえの過ち」は、ザク二機と引き換えに、連邦軍のガンキャン、ガンタンクの他、ガンダム関係の部品(アムロ曰く「まだ、2、3機分はある」)を破壊している。そうでなければ、ホワイトベースには、少なくともガンキャノンが2機、ガンタンクも2機搭載され、さらに、パオロ艦長をはじめとしたプロの軍人も多数乗り込んだ状態で、ジオンの敵になっていた。しかし、逆にそうなると、アムロがガンダムに乗ることはなく、その後のアムロによるジオンの「大被害」も防げたことにもなるから、どっちが「いい」とも言えない。

welcomes

 

( 1m 38s)

作動音20201124 by Analog Toe

 (1m 53s)

2020年11月24日火曜日

『Room to Dream』で、Jack Nanceが死んだくだりを読んだ。

 

2020年11月24日 火曜日/曇りのち晴れ


いつの間にかTumblrに音楽(音声)ファイルがアップロードできなくなっていたことに、今日気づいた。音声データがあるURLにリンクを張る形しかなくなっていた。動画ファイルの方はアップロードできる。



NHKの「うたコン」に出演してた細川たかしが、歌う直前に、2年前に死んだ嫁さんの話をしたり写真を見せられたりしたせいで、歌が始まっても「はぶう」となってしばらく歌うことができなくなっていた。三日前がちょうど三回忌の命日だった。三回忌(つまりようやくまる二年が過ぎた)くらいだと、まだ記憶が生々しくて、ちょっと、アレだろう。



『Room to Dream』で、Jack Nanceが死んだくだりを読んだ。Lynchは、Jack Nanceが殺されたとは考えていない。と当人がはっきり言っている。ドーナツショップの外で待ち伏せしていたヒスパニック系の男二人(店内でちょっとした口論になった)に殴られたのはそうだろうけど、この二人もまあ殺すつもりでやったのではないだろうという意味。家に帰った時に、Jackの洗い物なんかをしてくれていた隣人二人に対して、Jackがかつてないほどの頭痛を訴えていて、もしこの時、病院に連れて行ってもらっていれば、病院で脳圧を下げる処置か何かをして、ことなきを得たんじゃないか、とLynchは考えているようだ。が、実際には、病院には行かず、翌日、この隣人二人が、Jackの家を訪ねると、入り口のドアが開いたままになっていて、当人はbathroomで死んでいたという。つまり、まあ、事故だと。言っても、過失致死だと。


Jackのする話を最後までちゃんと聞いた人間は殆どいないという話も面白かった。それは、Jackがあまりにもゆっくりと、たっぷりの間で話すからだ。大抵の人は、Jackはもう話終わったのだと思って注意をそらしてしまうので、Jackの方も話を途中でやめてしまう。


Lynchが、キャサリン(丸太おばさんを演じた女優で、Jackの元嫁)のことを、一種、ドロシー・ヴァレンス(『ブルーベルベット』でイザベラ・ロッセリーニが演じた歌手)のような人間だと言っているのも面白かった。



読まない本、観ないDVD・BD、使わない電子楽器、こうしたものを近くに置いておくと「時間を食いつぶす」小さな怪物になりやすい。さっさと「成仏」させること。

2020年11月23日月曜日

BBCのドキュメンタリ『デビッド・ボウイ最後の5年間』をPrime Videoで観た。

 

2020年11月23日 月曜日/雪のち雨のち晴れ


BBCのドキュメンタリ『デビッド・ボウイ最後の5年間』をPrime Videoで観た。90分ほどの番組。最後のミュージックビデオ「ラザルス」を撮影するときに、ボウイは、自分の癌に効果があるかもしれない治療法はもう何もない=すなわち、あとはこの癌で死ぬだけ、だということを、撮影監督に伝えていたという。享年69歳。



Lynchの『Today's Number』の今日の分(L.A.時間では昨日11月22日分)がない。くじ引き自体をやめたのか、単に動画がアップされてないのかは今のところ不明。>>夜中の24時前(←日本時間)にもう一度確かめたら、動画がアップされていた。アップロード時刻を見たら「15分前」だったので、今日はずいぶん遅くアップロードされたようだ(時差マイナス17時間のL.A.時間でいうと、23日の朝7時前)。



所謂[有料の生配信ライブ]というものを初めて視聴した。今放映中の『共演NG』の裏話を出演者たちが披露するという他愛もないもの。チケットぴあのサイトでチケット(今回の場合は1000円+システム使用料220円)を購入すると、自分専用の動画視聴URLが貼り付けられたメールが送られてくる。あとは、ライブ配信が近づいたら、そのURLにアクセスして、配信が開始されるのを待つだけ。一瞬遅延する場面もあったが、ほぼ、ストレスなく視聴できた。実に簡単。配信は1時間20分ほどで終了した。調子に乗って、12月の中旬にライブ配信される『久保みねヒャダライブ』の配信チケットも購入した(2980円+システム使用料220円)。


このシステムは、そこまでの[ライブ感やお出かけ感]を求めていない我々のようなタイプの「観客」にはとてもアッテいると思った。出掛ける手間もないし、だから天気の心配もしなくていい。更に、開演中のトイレの心配もしなくていい。飲み食いも自由。芸能人のトークショーや落語や漫才もそうだが、「偉い先生」の講演なんかは、これが一番アッテる気がする。


それでふと思ったが、大学の講義の大半は、もう、この「有料の生配信」もしくは「有料の録画配信」で十分な気がする。と思って調べたら、無料のやつは、既にいろいろとあった。ここまで来たか。



最近、オンライン上の動画(YouTube, Prime Video)を見る機会が増えて、目への負担が著しい!


2020年11月22日日曜日

『有吉eeeee』で、少し前から、実際に11人以上の人間を集めてサッカーゲームをやっている。

 

2020年11月22日 日曜日/晴れのち雨


『有吉eeeee』で、少し前から、実際に11人以上の人間(芸人や元サッカー選手)を集めてサッカーゲームをやっている。これは案外、テレビでなくてはできない企画。まず、11人以上の人間を集めることが大変なのだが、それ以外にも、11人分のゲーム装置(ゲーム機、ゲームソフト、モニター)を用意しなけれならないし、11人それぞれに向けられた専用の撮影用カメラも要る。さらに、全体の様子を取るカメラも要る。最後に、そうやって一時間なり二時間なりのプレイを撮影した膨大な量の動画を編集する労力がいる。このくらいの規模になると、テレビではまあ「フツウ」でも、その辺のYouTuberにはちょっとムリな企画。


しかも、これが、テレビ企画としては、実はなかなかの「めっけもん」。というのも、実際に番組を見ればわかるが、この企画の成否は、実は、サッカーゲームのプレイ自体ではなく、プレイの「外側」で繰り広げられる11人のプレイヤー(出演者)たちの「掛け合い」にかかっているからだ。つまり、この企画の出演者たちに本当に求められているのは、「ゲームの腕前」ではなく「テレビタレントとしての腕前」。その意味で、テレビタレント(とくに芸人と呼ばれる者たち)にとっては、実は、かなり「手強い」、だから逆に「やりがいのあるオモシロイ企画」のはずなのだ。これを、制作者側から言えば、テレビタレントしての「能力」の高い出演者を揃えれば、ゲームに興味がない視聴者にとってもいくらでも面白くできてしまえる企画だということ。


『有吉eeee』が「ゲーム番組」ではないことは、製作者側も視聴者もとっくの昔に分かっていたことだが、この、実際に11人をスタジオに集めて、その11人が同時に一つゲームに参加し、「スポーツ」ならではの突発的な事態に対してタレントならではのリアクションで「見せ場」を作ることができ、しかも、ビデオゲームなので、演者たちが怪我や事故に巻き込まれる心配もないこの企画は、もはや、これ自体で一つの独立したジャンルのような気さえする。つまり、MCの要らないひな壇番組。


話題や状況などの「フリ」を事前に用意しなくても、今プレイしているゲームの「進行/展開」自体が、そうした「フリ」を提供してくれる上に、その「進行/展開」に対して、逆に出演者からも或る程度影響を与えることもできる点も優れている。

2020年11月21日土曜日

なんとなく小男のイメージを持っていたアインシュタインだが、今日、たまたま観た古い動画の中のアインシュタインが、意外に「大男」で驚いた。

 

2020年11月21日 土曜日/雨のち晴れ


なんとなく小男のイメージを持っていたアインシュタインだが、今日、たまたま観た、たけしが NHKでやってる『その時カメラは回っていた』で観た古い動画(来日時のものなど)の中のアインシュタインが、意外に「大男」で驚いた。少なくとも、アインシュタインの周りで一緒に映っている人間達と比べると完全に大きい側の人間。ネットで調べてみると、アインシュタインの身長は175センチ。まあ、今の基準からすると「大男」でもないのだが、アインシュタインの生きていたのは、日本で言えば、大正時代あたりで、その時代の、特に日本の標準からすれば、やっぱり大男だったのだ。



まっちゃんと中居君がMCをする『まつもtoなかい』(だっけ?)という番組を観た。普段会うことのない人同士を「マッチング」すなわち引き合わせて、四人で話をしようという番組。全部で、4組のマッチングがあった。「甲本ヒロト+菅田将暉」「天海祐希+小池栄子」「ローラ+フワちゃん」「森進一+hiro(森進一の実子/三男)」。


一番「貴重」に思えたのはやっぱり甲本ヒロトの話。曰く、みんなが同じ方向を見ているのだから、みんなの視界にはみんなが見ているものの全てが入っているのだが、それぞれにピントの合っている位置が違うので、それぞれに「観える」ものが違う、という話。


一番、面白かったのは天海祐希と小池栄子のパート。MCの二人が、小池栄子を、ちょうど「東京での大泉洋」のような扱いにして、なかなかカメラのあるところに呼び入れず、長い間(わざと)3人(松本、中居、天海)で話をしていた出だし部分から全体を通して面白かった。天海祐希は、仕事関係の人を絶対に自宅に呼ばないという。ゲラで、しかし「友達」や「仲間」を自宅に呼ぶことを許さないのは、自分と同じ。更に、中居君や小池栄子がいろいろと言ってくることを「はねつける」やり方も、まるで、自分自身を見ているようだった。つまり、天海祐希はきっと自分と「同じタイプ」。だから、あの場での天海祐希の気分、あの場で天海祐希がどんなことを考えているかが「手に取るように」分かった。土台にあるのは、自分を含めた人類に対する「諦観」。


ローラとフワちゃんのパートでよく分かったのは、YouTuberの面白さは、編集済みの完成動画の方といういこと。面白いのは「動画」であって、「動画の出演者」ではない。

2020年11月20日金曜日

新しく買った丸いダイソンのゴミ捨ての仕掛けを景気よく何回もガッチャンガッチャンやっていたら、可動部分がなにか変な具合に曲がってしまって動かなくなった。

 

2020年11月20日 金曜日/曇りのち雨


岡田斗司夫ゼミのアップグレード動画「『カリオストロの城』解説その2」を視聴した。いろいろと面白い話が聞けたが、一番印象に残ったのはやっぱり、銭形の有名なセリフ「奴は大変なものを盗んでいきました。あなたの心です」を聞いたことで、クラリスは初めて、自分恋をしていたこと、そしてその恋をたった今失ったことに気づき、だからこそのクラリスのあの満面の笑みなのだ、という解説をしている岡田斗司夫自身が感極まってウルッとするところ。以前に『ET』を撮影し終えた直後のスピルバーグの様子について解説している時にも、岡田斗司夫はウルっとなってる。案外、感激屋。岡田斗司夫は自分で思ってるほどにサイコパスではないだろう。



新しく買った丸いダイソン(キャニスター型では最新型でおそらく最終型)の、ゴミ捨ての仕掛けを景気よく何回もガッチャンガッチャンやっていたら(引っかかったゴミを落とすため)、可動部分がなにか変な具合に曲がってしまって動かなくなった。まだ、代金がカードから引き落とされてないのに、もう壊してしまったかと焦った(いや、本当は特に焦ってない)けど、あれこれやっていじっているうちに、なんとか直せた。



『逆襲のシャア』を観た。4周目。明日でPrimeの配信が終わるので、つい何日か前にも観たのだが、急いでまた観た。とにかく、「見覚えのある場面」が数多く(主に『ガンダム』から)「引用」されている。例えば、最後の戦闘で、アクシズの内部でアムロとシャアが生身で戦う場面は、まんま一年戦争のア・バオア・クーでのアレだし、クエスのアルパジールが、ハサウェイのジェガンを庇って、チェイニーのリガズィのミサイルの直撃を食らう場面も、ララァのエルメスがシャアのゲルググを押しのけて、ガンダムのビームサーベルを操縦席に受ける場面と同じ。金の延べ板の詰まったアタッシュケースを目の前に置いた状態で、カムランから極秘の話を聞かされて驚くブライトは、一年戦争の時にも、シャアがセイラ宛てに送りつけた金塊入りのアタッシュケースを目の前に置いた状態でセイラから「打ち明け話」をされて驚いている。「引用」は他にも多数ある。もうひとつ、シャアの「恋人」ナナイの声が榊原良子なのは、富野さんが「ハマーンの恋」を成就させてやりたかったからだろう。言わずと知れた、榊原良子と言えば、「ハマーン様」である。

PART13: WHAT STORY IS THAT CHARLIE

▼意気投合したMitchum brothersとDougieが、保険会社に楽しく乗り込んできて、マリンズにプレゼントを進呈する。その様子を見たアンソニーが狼狽して、ダンカン・トッドに電話する。その後、Dougieの自宅に「ジム・セット」とBMWコンバーチブル(赤いリボン付き)が届く。このとき、Mitchum brothersとDougieの顔は口紅のキスマークだらけ。


▼悪いCooperが「幼稚園」で腕相撲をするエピソード。ゴロツキの中に、見るからに会計士ふうの、そして多分実際も会計士の男が一人混じっているのがスバラシイ。腕相撲の結果、レイはCooperに殺されて、リチャードがモニター越しに殺すCooperを見る。「Starting position's more comfortable.」

Mr. C「携帯電話をよこせ」

手下(マディ)「ここは圏外ですよ、ボス」

会計士「Do you need any money?」

Mr. C「No」

レイ:フィリップ・ジェフリーズと名乗った男と直接会ったことはない。電話で話しただけだ。

「He said that you got something inside that they want.」

*悪いCooperがinsideに持っているのは無論BOB。「彼ら」はBOBを欲しているのか? 悪いCooperを殺せば、BOBが手に入る?

Mr. C「ジェフリーズと名乗った男は、ブリッグス少佐について何か言ったか?」

レイ「いいや」

レイが、牢屋を出るときに「見たことのない看守(看守の格好はしてたが、看守かどうか分からない)」にもらった「指輪」を見せる。「Cooperを殺した後、Cooperの死体の指にはめろ、とジェフリーズに言われた」

レイが「座標」を書いた紙をCooperに渡す

Mr. C「レイ、ジェフリーズはどこにいる?」

レイ「Last I heard he was at a place called The Dutchman's, but it's not a real place 

指輪をはめた状態で撃ち殺されたレイ。まず、指輪がレイの指から消えて、Black Lodgeの床に落ちる。その後、頭を撃ち抜かれたレイの死体がBlack Lodgeに現れる。ただし、レイの遺体は、現世の〔悪党たちのアジト〕にそのまま残っている。だから、Black Lodgeに現れたレイの射殺死体は「魂」のようなもの。これは、例えば、Black Lodgeに「居る」Lauraも、やはり、その遺体はTwin Peaksの墓地を掘れば出てくるということ。


▼コーヒーカップから採取したDougieの指紋の結果が、刑務所から脱獄した行方不明のFBI捜査官だったので、ラスベガス警察の三人の刑事は、本気にしないで笑って書類をゴミ箱に捨てる。アンソニーが、悪徳刑事に毒薬を手に入れたいと頼む(Dougieを毒殺するつもり)。→悪徳刑事のもうひとり「トッドさんに電話するよ」


▼ハッチとシャンタルがラスベガスへ向かう車中で、「ユタ州のモルモン教徒」について話す。


▼アンソニーがDougieを毒殺しようとするエピソード。勘違いで、ギリギリのところで改心したアンソニーが、泣きながら毒入りコーヒーを子供用の小便器に捨てる。その後、ブッシュネル・マリンズに全てを告白する。


Ed Hurley初登場。RRをフランチャイズ展開しているマネージャーのウォルターがノーマを訪ねてきて、なにやら親しげに話しているのを気にする。


▼ジャコビーがたまたま見かけた黄金のシャベルと音のしないカーテンのウィンドウ・ディスプレイに引き付けられて、ネイディーンを訪ね、意気投合する。


▼動作エラーで同じダウンシーンを繰り返すボクシングの映像をテレビでつけっぱなしにして、ブラッディマリーを作って飲むセーラ。しかし、ウォッカの在庫がなくなる。


▼Audreyがチャーリーに食ってかかる(二回目)。「この私は、本当の私じゃないみたい」

Charlie: Now, are you gonna stop playing games, or do I have to end your story too?

Audrey: What story is that, Charlie? Is that the story of the little girl who lived down the lane? Is it?


▼ロードハウスの曲はジェームズ・ハーリーの『Just you』。それをテーブル席で泣きながら聴いているのは、レネエ。


▼誰もいない夜のガソリンスタンドのカウンターの奥で、通り過ぎる車を見ながら、RRのテイクアウトのスープを飲むEd(紙くずにマッチで火をつけたりしながら)映像がエンドロール(音楽なし)。無論、ノーマのことを考えているのだ。

▼Edのガソリンスタンドの看板に「strictly chash」と見える。「on a strictly cash-only basis={支払いは}現金のみ」のことだろう。今どき、そりゃ、流行らないよね。

PART8: GOTTA LIGHT

▼レイに撃たれるMr.C。どこからかたくさんのWoodmanが現れ、Mr.Cの「治療」を始めると、Mr.Cの腹からBOBが現れる。


▼ニューメキシコの核爆弾実験から、Firemanの世界へ。


▼砂漠の「虫」。「Gotta light?」の男(Woodman)、ラジオ局を襲う。「これは水、これは井戸。全て飲み干し、下へ降りろ。白い目の馬の……」この時、ラジオ局が流しているのがThe Plattersの「The Prayer」で、PART 18でCooperとDianeがベッドインしているときにも流れる。この作品で、同じ曲が流れるのは、テーマ曲を除けば、この曲だけ。なにかある。


2020年11月19日木曜日

昨日また『イリュージョニスト』を観た(3周目)

 

2020年11月19日 木曜日/雨時々曇り


昨日また『イリュージョニスト』を観た(3周目)。Prime Videoで。ジャック・タチが残した脚本(原作?/原案?)を元に作られたアニメ映画。おそらく全てCG(2次元CG)だと思うが、絵本が動き出したような素晴らしい映像。また、主人公の手品師タチシェフの動きが、見事にタチの動きを再現していて素晴らしい。というか、視聴を重ねるごとに物語自体が味わい深い作品になっていく気がする。


『∀ガンダム』視聴:

第22話「ハリーの災難」。ハリー(ディアナの親衛隊長)は、ディアナとキエルが入れ替わっていることを知ってたんだねえ。まあ、キエル独力でディアナのフリはできないよね。そしてキエルも、ハリーが知っていることを知っているんだね。というか、キエルがハリーに言ったのかな? なんせ、途中を観てないから。



岡田斗司夫ゼミの『カリオストロの城」について語るUG動画を半分の無料部分まで観た。あと半分は明日観る。『カリ城』は、当時ポンコツだったテレコムというアニメ製作会社のアニメーターたちの「実地訓練」のための作品だったらしい。「本丸=本戦」は、『リトル・ニモ』というハリウッドで製作予定だったアニメ。で、宮崎駿だけが、自分の初監督長編アニメをそんな練習台にされてたまるかと奮闘したという。



『ガンダム』視聴メモ:

第23話「マチルダ救出作戦」


ブライトがミライに自作の艦長指揮マニュアルを手渡す。この場面で、岡田斗司夫が言う「ベッドで起き上がったブライトさんの下半身がない」作画崩壊が見られる。しかし、素人目にはさほど気にはならない。

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ドダイに乗ったグフ隊に襲われたマチルダ隊をコアファイター(モビルスーツよりも圧倒的に速い)で救出に向かったアムロは、なんとコアファイターでグフを一機撃破する。

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アムロたちがマチルダを救出に向かっている間、ただ待っている状態になっているミライ(艦長指揮マニュアルを読んでいる)をモニター越しに見たブライトが、「ミライ、待つだけじゃダメだ。修理…修理だ。今のうちにできるところはさせとけ。今そんなもの読んでる暇ないだろ…みんなに…」と呟く。

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ドダイのグフ相手に、不時着したミディア隊を守るガンキャノンのカイが言う。「アムロ! 何をやってんだ。早く来ねえと、マチルダさんまでやられっちまうぞ。もっとも、俺が撃ち落とせばいいんだろうがよ」

2020年11月18日水曜日

『ガンダム』視聴メモ:第22話「マ・クベ包囲網を破れ!」

 

2020年11月18日 水曜日/晴


『ガンダム』視聴メモ:

第22話「マ・クベ包囲網を破れ!」


ブライトが(リュウの死もあって)過労でぶっ倒れる。また、岡田斗司夫が言う「ベッドで起き上がったブライトさんの下半身がない」作画崩壊もある。

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倒れたブライトのことが心配でたびたび様子を見に行く未来を評して、セイラがブリッジの通信席に座って縫い物をしながら言う。

「こんな時、いないと困るのよね。サンマロに任せておけばいいのに」

@自分の兄(シャア/キャスバル)のこととなると周囲の迷惑は御構い無しでヒステリックな行動に出るのに、「他人」の心の機微には全く無頓着なセイラという女の「根っこの部分がダメな感じ」がよく出ている場面。その一方で、アムロは、部品の場所を訊きにわざわざ医務室に寄ったのだが、そこで、ブライトのことを、まるで恋人か母親のように心配しているミライの様子を見て、一瞬で「邪魔しちゃいけない」と遠慮し、何も聞かずに出て来る。


また、ミライに対して、セイラが「(爆弾をしかけられたのを)オペレーターのせいだなんて思わないでくださいね」と割ときつめの表情でいう場面もある。それに対して(そんなことは思ってもみなかった)ミライは「そんな…」とだけ答える。ここでも、セイラの「めんどくさい女」ぶりが出ている。つまり、こんな大変な時に、何度もブライトの様子を見に医務室に行ってブリッジを空けてしまうミライの、指揮官(代理)としての不適切な行動を遠回しに非難しているのだ。あるいは、セイラは自分だったらもっと上手くやれるのにと思っているのかもしれない。いや、そうじゃない。結局、ブライトとミライが「なんとなくできている」ことに対する、無自覚な嫉妬だろう。

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マ・クベの「木馬」のイントネーションが独特。シャアの「木馬」は平坦だが、マ・クベの「木馬」はアタマの「も」にアクセントがある。ガンダムファンの「アムロ」のイントネーションと同じ。因みにシャアの「木馬」は、歌手の「安室奈美恵」の「あむろ」のイントネーション。


@『ガンダム』はやっぱり、時間も資源も人材も限られた追い詰められた「現場」での関係者(社員、スタッフ、責任者)の「奮闘」を描いたものだと思う。その点で、いわゆる「町工場ドラマ」「中小企業ドラマ」だろう。あるいは、『SHIROBAKO』である。



晩飯は、ふるさと会から来た「酢鶏」とビール(一番搾り)。

PART12: LET'S ROCK


▼アルバートがタミーに「ブルーローズ事件」について説明し、タミーをゴードンのチーム(Blue Rose task force)に入れることを発表する。

Gordon  suggested an agent by the name of Phillip Jeffries to head the squad. He soon recruited three others: myself(Albert), Chet Desmond, and Dale cooper. 

▼ダイアン「Let's rock」

▼ジェリー、ツインピークス(山)の麓の森から駆け出して来る。

▼セーラ・パーマーのスーパーマーケットでの出来事。トマトジュース2本と、ウォッカ3本。セーラム(たばこ)を1カートン。レジの後ろのビーフジャーキーとターキージャーキーの袋を見て動揺し始める。

▼カールがトレーラーパークの住人(Kriscol)に50bucks(=dollars)渡して、彼が血を売りに行くのを止めさせる。

▼ダギーとサニー・ジムのキャッチボール

▼スーパーマーケットの件を聞いてホークが、セーラを家に訪ねる。

セーラ「No, just something in the kitchen」「It's a goddamn bad story, isn't it, Hawk?」

▼ホテルのバーで飲んでいるダイアンに(悪いクーパーから?)メールが来る。

「Las Vegas?」

ダイアンの返事「THEY HAVEN'T ASKED YET.」(全て大文字)

▼トルーマン保安官がベンをオフィスに訪ねて、子供のひき逃げ事件の犯人がベンの孫のリチャードだと告げる。さらに、リチャードが唯一の目撃者であるミリアムを殺そうとしたこと、ミリアムの医療費(手術代も)を出して欲しいことを告げる。ベンが保安官にクーパーが25年前に泊まっていた315号室(Room 315)の鍵を渡す。Ben「I thought Harry would like to have it as a memento.」ベンがベバリー(Beverly)に「リチャードは父親を知らない」と言う。その後で、ベンの父親がベンに買ってくれた大好きだった2種類の緑色(lime green and deep forest green)の自転車の話をする。

▼ゴードンがホテルの自室で、赤いワンピースの謎のフランス女に武勇伝を話して聞かせている。女が部屋を出ていった後でゴードンがアルバートに説明する「She's here visiting a friend of her mother whose daughter has gone missing. The mother owns a turnip farm. I told her to tell the mother that her daughter will turn up eventually.」沈黙するアルバートに対して「She didn't get it either.(彼女もこのダジャレはわからなかったよ)」

ワインの銘柄を訊いたアルバートの「What kind is it?」に対して「11:05」と答えるゴードン(What time is it? と聞き違えている)。その様子にまたしても沈黙してしまうアルバートに対してゴードンがアルバートの肩に手を置いて、悲しげな表情でやさしく言う「Albert...sometimes I really worry about you.」

▼ハッチが、署長が自宅に帰って来たところ狙撃する。玄関前に倒れた父親を見つけた署長の息子(子供)が悲鳴をあげる。

▼ドクター・ランプ(ジャコビー)の放送(二回目)を感動しながら視聴するネイディーン。

▼オードリー初登場。三日目から行方不明のBillyを探しにロードハウスに行く行かないで、チャーリー(Charlie)と口論する。オードリー「I saw Billy in my dream last night, and he was bleeding from the nose and mouth. And dreams sometimes hearken a truth.」「And Tina--I got to find Tina. She was the last person to see Billy, and I can't fucking stand being in the same room with her.」

チャーリー「ビリーを最後に見たのはTinaだと、Chuckが君(オードリー)に言ったのか?」

オードリー「そうよ」

チャーリー「Did you know that Chuck stole Billy's truck last week? Billy came out of his house and saw Chuck driving off with his truck. And Billy called the sheriff. And they found the truck that same afternoon. They called Billy, and I guess Billy got his truck back and dropped any charges.」

チャーリーがティナに電話し、ティナからとても信じられない話を聞く。オードリーはその内容を聞きたがるが、チャーリーは険しい表情で固く口を閉ざす(視聴者にも電話の内容はわからない)。

*チャーリーのデスクの電話は、昔のダイヤル式黒電話。チャーリー(小人症の男/ただし、左手の小人や、アイク・ザ・スパイクほどは小さくない)の正体は? 当人はオードリーの夫だとオードリーに言っている。

▼ホテルの閉店後のバーで、ダイアンが自分のスマホに座標「coordinates=4855142117565778(?) plus two」を入力すると、地図に「TwinPeaks」が現れる。

▼ロードハウスの曲はChromaticsの「Saturday」

▼ロードハウスで、女客二人がハイネケンを飲みながら、アンジェラの話をする。すなわち、「アンジェラAngelaはクラークに夢中」「クラーク(Clark)はMaryとも楽しくやってる」「Angelaも私もMaryのことが死ぬほど嫌い」「アンジェラがそれを知ったら、またダメになるだろう。彼女ギリギリだから」