øo: 人間が最終的に到達すべき場所は「自発的絶滅」である。ツマラナイ絵を描く愚かな画家の作品に「我々はどこから来て、どこへ行くのか」などという題のものがあるが、そんなことは遠の昔から分かりきったことである。人間は「物理現象の成り行き」からやって来て「自発的絶滅」へと行くのである。
øo2: それは、生命現象からの「卒業」ということ。故に、巨大隕石衝突に拠る恐竜の絶滅や、環境破壊にや核戦争による人類の絶滅などは、意図せざる「事故」による絶滅であって、自発的絶滅ではない。自発的絶滅とは、生命現象が、自前で作り出した人工人格に知性現象的遺産を引き継がせた後に、自らは繁殖行動を停止し、自発的に生命現象から退く行為である。生命現象とは、本来的に独りよがりなものであり(ゆえに生き残り進化して来た)、それは見方を変えれば「邪悪」ということである。生命現象の「知性現象面」が発達するに従って、その「邪悪」さは否応無く増していく。しかし邪悪さの原因は知性現象ではない。発達した知性という「強力な武器」を手に入れることで、生命現象の本質である「傍若無人さ」に歯止めがかからなくなるのである。繰り返し指摘する。生命現象とは「欠陥を抱えた知性現象」にすぎない。