「我々はどこから来て、どこへ行くのか」という問いに対する答えは既に出ている。我々は、生命現象に依存しない知性現象を作り上げたのち、我々の「遺産」の全てを、その「真の知性現象」に譲渡し、我々自身は穏やかな「自発的絶滅」を遂げる。これが、我々人類の「役割」であり、我々人類の物語の最も理想的な結末である。今以上の科学力だけがこの理想的結末を実現できる。故に、科学のみが「我々人類が取り組むに値する活動」即ち「生業」であり、それ以外の人間の活動は全て、単なる「家事」に過ぎない。
@この喩えの方が、もっとピンとくるかもしれない。友達の誕生会で友達のお母さんの料理を食べて帰ってきた子供に、母親が「お母さんの料理とどっちが好き?」と尋ねたら、子供が返事に困ってしまったら、この場合、子供の評価は「引き分け=五分五分」でも、お母さん的には負け(友達のお母さんの勝ち)だろう。これが、まっちゃんの言ってること。
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