2020年11月11日 水曜日/曇りのち晴れ
『PIXELS』(吹き替え版)を、Prime Videoで全編楽しく観た。MIBシリーズが好きで、80年代のテレビゲームに思い入れと思い出があるなら、確実に楽しめる。更に、吹き替えで観たので、セリフの細かいニュアンスも面白かった。で、主人公の声の吹き替えはずっとスピードワゴンの小沢さんだと思い込んでいたら、エンドロールの最後で、実際は柳沢慎吾だと知らされ、ちょっと驚いた。しかし、言われてみれば、柳沢慎吾だ。この柳沢慎吾の声の主人公が、ずーっと低いテンションで、ボケたり突っ込んだりしているのが、すごく面白かった。
あと、この映画を見ていて気分がいいのは、「本当に悪いやつ/嫌なやつ」というのがただの一人も出てこなかったこと。つまり、主人公はもちろん、敵も味方もライバルも上司も、みんな、愛すべき人間として描かれているところが、ホッコリした。
もう一つ。エンドロールで、本編丸ごとを8ビットテレビゲーム画面で「再現して/振り返って」いたのもヨカッタ。これも、昔のRPGゲームのエンドロール的。まあ、これは日本語版だけなのかもしれないけど(歌も思い切り日本語だったし)。
もう一回観てもいいと思った。
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起動すらしなかったkindle for Macだが、バージョン1.30.0にあげたら、やっとまた使えるようになって、喜んでいる。やっぱり、スマホよりもMacの方が使いやすい。文字も画面も大きいし。
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モール・ラッツ(mall rats):
仕事もないし、他に行く場所もないので、日がな一日、ショッピングモールでうろついている若者たちのこと。
アイン・ランド著『肩をすくめるアトラス』:
アメリカの文字を読める人間(知識層)はみんな読んでいると言われる 1950年代に書かれたSF小説。社会主義のせいで、資本主義の理想が失われて行くデストピア小説。この小説の著者のいう資本主義の理想とは、成功した資本家がその成功を社会に還元することが当然の前提になっている資本主義のこと。これがあるからこそ、資本主義は善となる、という理念。
或る分野で成功を収めるということは、その人が神から与えられた才能を十分に発揮できる仕事についたからであり、だから、当然、神に与えられた才能によって得た「利益」は、最後には、神の作った世界にお返しすべきである、という考え方。
(以上、岡田斗司夫情報)