2020年9月6日 日曜日/日曜日。暑い!
人間の一生は、いずれ廃業することが決まっている営利目的の企業がやってるボランティア活動のようなもの。
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台風10号。中心気圧925hPaあたりで、沖縄だの九州だのに到達しそうな勢いで、もしそうなったら、歴代一位の第2室戸台風クラスなので、台風特別警報を出さなければならない、と気象庁もテレビも騒いでいたが、結局、九州に着く前に940hPa以上に「勢力が弱まって」、あれだけ大騒ぎした台風特別警報も出さずじまい。しかし、大雨でやられたばかりの熊本の住民などは、こぞって避難したらしい。あと、避難目的でホテルに宿泊することを専門家が勧めたこともあって、該当地区のホテルは軒並み満室となったという。コロナ禍で客が激減していたホテルにとっては、嬉しい想定外。
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日曜日しか営業していないサンドイッチ屋のサンドイッチを食べた。あと、オクラの入った冷たいスープも飲んだ。どちらもテイクアウトで。
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ことわざ:メモ
[柿の皮は乞食に剥かせ、瓜の皮は大名に剥かせよ]
柿の皮は薄く剥いた方がよいから、卑しい乞食に剥かせた方がよく、
瓜の皮は厚く剥いた方がよいから、鷹揚な大名に剥かせるのがよい。
[末の露、本の雫(すえのつゆ、もとのしずく)]
葉の先に宿る露と根元に残る雫とは、早い遅いの違いはあるが、消えるのは同じである。人の命は長短の違いはあっても、やがて尽きるものであるという意味。
[市に虎あり(いちにとらあり)]
事実でないことも、それを言う人が多いと信用するようになるたとえ。虎は山の中にいる猛獣で、町中にはいないものであるが、大勢の人が虎がいると言えば、本当と思うようになる。
[明日ありと思う心の仇桜(あすありとおもうこころのあだざくら)]
桜は明日もまだ美しく咲いているだろうと安心していると、その夜中に強い風が吹いて散ってしまうかもしれない。人生もそれと同じで、明日はどうなるか分からないから頼みにしてはいけない、という世の無常を説いた戒め。<親鸞上人絵詞伝>
[頭隠して尻隠さず]
悪事や欠点を、自分では完全に隠したつもりでいても、その一部分が現れているのを知らないでいる。雉は、首を草むらの中に隠しさえすれば、おが丸見えでも平気でいることから言う。<江戸のいろはがるた>
@因みに、ダチョウも、危険が迫ると、土の中に頭だけ隠して、隠れた気になっているらしい。鳥類の「限界」なのか?