2020年9月5日 土曜日/晴れ。久しぶりにかなり暑い。
岡田斗司夫ゼミ『ガンダム夜話/大気圏突入』メモ:
▼大気圏に突入する時に物体が燃えるのは、大気摩擦のせいではなく、空力加熱(断熱圧縮)のせい。ここでいう空力加熱(断熱圧縮)とは、超高速で進む物体(この場合は大気圏に突入するザクやガンダムやホワイトベースなど)の前方の空気がものすごい力で圧縮され続けられることで熱の逃げ場がなくなり、高温になる現象。
あと、大気圏突入というと、ヘリコプター式に「真下」に落ち得ていくイメージだが、実際は、地球を中心にした渦巻き状に、滑走路に降り立つ飛行機式に「落ちる」。
▼ガンダムが大気圏突入の際に使った「耐熱フィルム」は、技術的には「アブレーション/ablation/融除(ゆうじょ)」という手法。覆いとなる素材(アブレータ)が高熱で燃え尽きていく(熱分解する)ことで、吸熱をする仕組み。「はやぶさ」の大気圏再突入で使われた手法もこれ。→『小惑星探査機「はやぶさ」物語』[http://spaceinfo.jaxa.jp/hayabusa/about/principle3.html]
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√小さい女
足を引っ張られて目が覚めた。
雪に埋もれている。
「死神は追っ払ったから」
おかしな声。
足の方を見る。
足を肩に担いだままの小さい女。
「アブナカッタわ」
小さい女は虫声(むしごえ)。
「この足はあなたの足」
脛をパンパンと叩く。
「そうは思えないでしょうけど」
たしかに。
なぜ、他人の足をつけたのか?
そして、どうやって?
興味が湧く。
「マヒのせいよ」
虫声の小さい女はそう言ってで頷く。
√ゴーストライダー
積雪の暗闇に遠くから青白い蜃気楼。
近づくとサイドカー。
漆黒のフルフェイス。
漆黒のオーバーオール。
ゴーストライダー=サイドカー仕様。
ライダーはマッチ箱を取り出す。
中身のマッチをシールドの隙間に。
ざらざらざらざら…………
蜃気楼の青白さの白が増す。
蜃気楼の内側に入る。
ライダーの横に乗りこんだ。
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上白石という女優の姉の方はバナナマン日村に似ている。あと、風間俊介の出てるダスキンやメリットのファミリーなCMは、ファミリー感を出せば出すほど、「逆に」おそろしく不穏なモノが始まるように思えてしまう。別に風間俊介は悪くない。彼が出演していた何年も前のドラマ、『それでも、生きてゆく』の(こちらの勝手な)「後遺症」だという自覚はもちろんあるからだ。