2020年9月20日日曜日

『エヴァンゲリオン:Q』2周目メモ

 

2020年9月20日 日曜日/曇り。すずしい


『エヴァンゲリオン:Q』2周目メモ:


冬月がシンジ君に見せる写真(碇ユイと赤ん坊のシンジ君が写ってる)に、ちゃんと赤フチメガネをかけた女子が写ってる。どう考えても「ホネメガネ」ちゃん。


カオル君が「ゲンドウの罠」に気づいた時、「さすがはリリンの王、シンジ君の父上だ」と呟く。そして、最後にアスカがシンジ君の手を引っ張って行くときに、「リリンが近づけるところまで歩くわよ」的なことを言う。で、この「リリン」ってなんだ? と思って、wikipediaで調べたら、いわゆる地球人類のことらしい。そうすると、アスカが「リリンの~」という表現(「みんなの~」とか「仲間の~」とか「ミサトの~」とかじゃなく)を使うのはやはり相当に「不穏」。アスカは、地球人類を(まるでカオルくんがやるように)「客体化」している(自身をその外側の存在とみなしている)から。


アスカに関する「不穏」はいくらでもあって、例えば、ホネメガネちゃんが、13号機からシンジ君を「引き抜く」ときに、「せめてアスカだけでも助けなさい」と言う。また、アスカ自身も、エントリープラグの中で縮こまっているシンジ君に「私を助けてくれないんだ」と言う。おそらく、アスカの左半身は、はっきりそうとわかる眼帯部分以外も「タイヘンなコト」になっているのだろう。つまり、『もののけ姫』のアシタカの右腕的な「一大事」なのだ。と言うのは、14年ぶりにアスカがシンジ君に放ったパンチ(ちゃんと左拳)が、頑丈な(あとでシンジ君が激しく叩いてもビクともしなかった)強化ガラス的なカベにヒビを入れているし、普段着のアスカの服の左半身に、なにやらワイヤー的なものが這い回っていたり、養生テープ的なものが貼られていたりするから。で、そのアスカの左側の「タイヘンな状態」をどうにかできるのは、シンジ君だけなんだろう。


アヤナミレイ(仮称)は、最後の最後に初めて、「命令」ではなく自分の意思で、「アダムスの器」(エヴァ9号機)から、脱出した。で、「アダムスの器」ってなに?


結局、ゲンドウは、嫁さん(綾波ユイ)を「取り戻そう」としているだけだよね。


あと、そもそも、冬月こそが、ゼーレとか使徒とか死海文書とかエヴァとかナントカインパクトとかに最初に手を出した人間で、ゲンドウとかユイとかホネメガネとかは、まあ、冬月に「巻き込まれた」クチなんだろうね。