2020年9月11日金曜日

岡田斗司夫の「エボシ御前は女毛沢東」説

 

2020年9月11日 金曜日/曇。涼しい。


岡田斗司夫ゼミ「もののけ姫」後編UGを「聴講」した。

▼「エボシ御前は女毛沢東」説

▼「エボシ御前はサンの生みの親」説。故に、育ての親であるモロの君と激しく対立している。

▼アシタカの右手の「呪い」は祟り神のものではなく、シシガミの「死の力」。シシガミと出会ってから、アシタカの右手は「命の力」も手に入れる。谷底に落ちた牛飼いを介抱して骨折を治してしまう。

▼デイダラボッチは宮崎版ゴジラ(@それは気づいていた。背中のヒレがその証拠)

▼デイダラボッチが最後に広がりながら、生き物をことごとく殺していくのは、物語の最後によくある「核爆発で全てオシマイ」の宮崎版。

▼ジコ坊は、サンに出会わなかったアシタカの未来の姿。これは、『ラピュタ』の、ムスカが、シータに出会わなかったパズーの未来の姿に同じ。



√意識的に命を尊重することと、意識的に命を粗末にすることは、命に意味や価値を見出しているという点で「同じ立場」。それと「立場が異なる」のは、人間以外の全ての地球生物が当たり前にやっている、無意識的に命を尊重したり粗末にしたりすること。



ピンカー『暴力の人類史』:メモ


[p410]

セルフコントロールの高まり=脳の物理的成熟=前頭前皮質の配線は30歳未満ではまだ完全ではない。



【メモ】ストループ課題:色付きの文字で書かれた色の名前をすぐに答える類のテスト。例えば、赤い文字で「青」と書かれていたら「赤」ではなく「青」と答えなければならない。



【メモ】シロクマ効果:「シロクマのことは考えてはいけない」と言われるとシロクマのことを考えてしまうという、心理学の用語。



【メモ】スモーク(煙)とフォグ(霧)の合成語である「スモッグ」はこの時(昭和37年)初めて広く知られるようになる。

(水木しげる『コミック昭和史』第7巻)



【メモ】マサイ族のように人間は本来は1日2グラムの塩で生きられた。現代の日本人の塩の摂取量の平均の10グラム。WHOの推奨は5グラム。人間の「塩依存症」の理由は、穀物や野菜を食べ始めたせい。穀物や野菜に含まれるK(カリウム)を体外に排出するときに、一緒にNa(ナトリウム)すなわち塩も出て一定しまう。Naは本来、腎臓で「再吸収」されるのだが、Kが体内にあると、この再吸収が行われない。そのために、相対的に多くのNaを摂取する必要がある。(NHKスペシャル)